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2010年7月 4日 (日)

福祉住環境コーディネーター協会 仙台タウンミーティングの報告

7月3日、タウンミーティングでの講演会で、

東北福祉大の加藤伸司教授から、認知症についてのお話を伺いました。

はじめに、認知症が今後2035年をピークに増加することや

出現率が85歳以上で4人に一人になるなど、様々なデータを示し、

現状と将来予測を伺い、つぎに、認知症の原因と種類をききました。

つづいて、症状、治療について以下の話などがありました。

一般的には、認知症になると何も分からなくなる症状から

その行動に対して何も感じていない、わからないようになっていると考えてしまうが、

本人は、それをつらいこと、困ったこととして自責の念に

駆られていると、オーストラリアのクリスティンさんは

2004年にアルツハイマー病協会国際会議で発表している。

加藤教授は、彼女の発表で残った言葉をあげた。

「私達のいないところで、私達のことを決めないでください。」

認知症の特徴にBPSDの出現がある。

BPSD(Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia)は、

認知症に伴う行動・心理症状をいい、徘徊や妄想・攻撃的行動・不潔行為・異食など

以前は、「問題行動」呼ばれていた症状を指します。

記憶の障害・見当識障害・判断力の障害・実行機能の障害などの

「中核症状」とは区別される。

BPSDは、質の高いケアやアリセプト(薬)である程度抑えられる。

ケアの基本は、

できることと、できない事の見極めを細かく行い(これは、変化していく)

できなくなってしまったことはやらせない

できることはどんどんやってもらう。

ケアの課題と支援は、

繰り返し繰り返し言うことに寛容さをもつ、(理解してくれない事へのあきらめと継続)

介護に対しねぎらいがないこと(感謝がないこと)をうけいれる

手伝っくれる人をさがし、一人で悩まず、相談する

様々なサービスを効果的に利用するなど、うまく「手を抜く」ことをする。

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最後に、加藤教授の著書の中に「認知症の人の介護者のための本」があり、

本当は「認知症の手抜きの介護」にしたかったという。しかし、出版社からNG

親戚が、嫁の家で「手抜きの介護」をみたら何と言われるか考えてほしい、

出版社の発想もわからないではなかった。

このほかにも、お話はたくさんありました。

書ききれませんが、90分間で、認知症に対する理解と要点を、

さらに深めることができました。

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